コロナとマスクとアンチエイジング

コロナとマスクとアンチエイジング

 

イエロー
レッド!みんな!
シャープが売り出したマスクでなんだか大騒ぎになっているみたいだよ。
レッド
なになに?
電機メーカーのシャープが自社生産マスクの抽選販売を直販サイトで始めたら、アクセスが集中してサイトにつながらない?
ブルー
ブルー
そういえば、つい数日前、先着順で販売を開始した初日にアクセス問題が発生したというニュースもあったな。
翌日から販売を一時停止して抽選に切り替えたようだが…
ピンク
ピンク
コロナウイルスの感染拡大防止のためというのは分かるけど、マスクってそこまで必要なものなのかしら…
グリーン
グリーン
というか、マスクの話は我々アンチエイジャーに何か関係あるのかな?
レッド
レッド
それが実は、マスクはアンチエイジングとも関係があるんだ。

その話の前に、ブルー、まずはピンクの「マスクがそこまで必要なものなのか」という疑問に答えてくれるか?
ブルー
ブルー
え、丸投げか?
ま、いいか。ではみんな、聞いてくれ。

個人の「感染予防」と社会の「感染拡大予防」

 

ブルー
ブルー
まず、これを見てくれ。
厚生労働省が今回のコロナウイルス感染症対策の一環として作成したポスターだ。
大分類としては感染症対策だが、小分類としての狙いは「マスク買い占め対策」。


出典:厚生労働省ホームページ「国民の皆さまへ (新型コロナウイルス感染症)」 

 

ブルー
ブルー
と、読んでの通りだが、このポスターのポイントはここだ。

新型コロナウイルス感染症対策「マスクについてのお願い」

現在、予防用にマスクを買われている方が多いですが、感染症の拡大の効果的な予防には、風邪や感染症の疑いがある人たちに使ってもらうことが何より重要です

 

ブルー
ブルー
マスクの転売業者は別として、一般消費者は基本的に自分自身や身内の感染予防のためにマスクを買うわけだが、国としては「公衆衛生」の観点から「感染症の拡大予防」、つまり感染者の増加を抑えることも考えなければならない。

個人の「感染予防」と社会の「感染拡大予防」は連動する部分もあるが基本的には別物だ
情報の送り手側と受け手側の双方がそれを意識していないとコミュニケーションにギャップやエラーが発生することがあって、マスクの効果に関する議論はその一例ということ。

たとえばこれ。
これはインフルエンザ予防のために厚労省が数年前から使っているポスターだ。
 

マメな手洗いと咳エチケットで「かからない」、「うつさない」。

 

ブルー
ブルー
このキャッチコピーをイラストとあわせて見ると分かるが、マスクは咳が出るマメゾウくんの「咳エチケット」の手段の一つという位置づけ。
つまり「うつさない」ための手段であって、「かからない」ための手段として描かれてはいないんだ。

でも実際には多くの人が「かからない」ための予防策のつもりでマスクを使用してきたのが現実だ。
イエロー
イエロー
おいおいブルー、それって少し深読みのし過ぎじゃないかな?
グリーン
グリーン
いや、イエロー、厚労省とか役所が公表するポスターや文書は練りに練って慎重に作られている。
俺はブルーの解釈は正しいと思う。
ブルー
ブルー
ありがとう、グリーン。
結論に飛ばせてもらうと、日本では長年、風邪やインフルエンザのときの「個人の防御策」としては、マスクの感染予防効果が過信されてきたということだ。

ここで注意してほしいのは、マスクに防御という意味での感染予防効果がないということではなく、その効果が過信されることで予防策や防御策としての優先順位が高くなり過ぎてしまっていたんだ。
ピンク
ピンク
つまり、感染者や発症者、そして感染が疑われる人がマスクをすることで、咳やくしゃみをしたときの飛沫をまき散らすことを防止する効果は高いけれども、感染していない人がマスクをしていても防御策としては不十分だし優先度も手洗いほど高くないということね。
ブルー
ブルー
そうだ、ピンク、その通り。
別の言い方をすると、飛沫感染リスクに気を取られ過ぎて、接触感染への対策がおろそかになりがちということだ。

特にマスクの着脱時にマスク本体の外側を触ったり、飲食時など一時的にアゴにずらしたりすると、手や顔の露出部分を介した接触感染でアウト。
もちろん、仮にマスクが本当に感染者の飛沫を防御する状況で使われていたとしたらの話だが。


ただ、インフルエンザに関してはそれが科学的に証明されている一方で、無症状の感染者が当初の想定よりも多く存在するのではないかと言われるコロナウイルス感染症に関してはまだそこまで研究が進んでいないのも事実。

だから、インフルエンザの場合はマスク着用を推奨しないという欧米の多くの国で、今回のコロナウイルス対策ではマスクを使う人が増えてきたんだ。

日本の場合、以前は国としても、マスクが防御策としての優先度が高いというニュアンスで情報発信をしていたが、この数年、ようやく欧米の常識に寄せるようになった。
その一方で、欧米は今回のコロナウイルスの正体がまだ十分に解明されない中、マスクに関しては少し日本の常識に寄ってきた感じだ。
レッド
レッド
ありがとう、ブルー。その欧米での最新情報として、日本でも参考になるものはないかな?

手指アルコール消毒はパーよりグーで!

マスクはあくまでも補完的な対策

ブルー
ブルー
つい2週間ほど前、ECDC呼ばれる欧州疾病予防管理センターが公表したこの啓発資料は参考になるはずだ。
前半にはこんなことが書かれている。

公共の場でのマスク使用は、食料品店、ショッピングセンターなどの閉鎖的で混雑した場所を訪れる際、または公共交通機関を使用する際に考慮しましょう。

ただ、マスクはあくまでも補完的な対策手段としてのみ考慮すべきで、他人と物理的に距離を置くこと、咳やくしゃみのエチケット、手指の衛生(消毒)、手で顔に触れないことなど、確立された予防策の代替手段ではありません


出典:欧州疾病予防管理センター(ECDC)「公共の場でのマスク使用」図解
   (Infographic: Using face masks in the community – 14 Apr 2020)

 

ブルー
ブルー
そして後半には具体的な注意事項が書かれている。
ちなみにアメリカやWHOも似たような情報発信をしているが、共通するのは、マスクに関して「防御策としての優先順位を誤解すると逆効果」という考え方だ。
イギリスでは一般人がこれを徹底して守ることは期待できないのでマスクは逆効果という考えで、今もマスク着用を推奨していない状況だ。
覚えていて下さい! マスクの有効性と衛生面での安全性のカギは、その適切な使用です。
 ●マスクが鼻からあごまでを完全に覆う。
 ●マスクを着脱する前に、石鹸と水またはアルコールで手を清潔にする。
 ●マスクを外す時は、マスクの前面に触れないように注意しながら後ろから外す。
 ●マスクが使い捨ての場合は衛生的で安全な方法で処分する。
 ●マスクが再利用可能な場合は、使用後すみやかに摂氏60度の水と家庭用の洗剤で洗う。
 ●公共の場でマスクの適切な使用方法を示すことがマスクの有効性と安全性につながる。
レッド
レッド
ありがとう、ブルー。とても参考になった。
グリーン
グリーン
で、レッド、マスクはアンチエイジングとも関係があるという冒頭の話はどういうことかな?
レッド
レッド
あぁ、その話か。
それは、アンチエイジングの中でも特に顔の美容整形…というか顔面の美容外科手術の場合、術後から回復するまでの「ダウンタイム」という期間中は、手術に伴う腫れやむくみ、アザなどができやすい。
手術の種類や術後の状態によってはマスクが欠かせないという話だ。
みんな
みんな
そ、ソコかい?!
レッド
レッド
いやいや、それだけではない。
アンチエイジングや医学全般に当てはまることだが、ブルーが言っていた「情報の送り手側と受け手側でコミュニケーションのギャップやエラーが発生する」ことはよくある

特にアンチエイジングの場合、見た目のような主観的な要素が大きい。
受け手側の期待値が情報の送り手側の意図を越えて膨らんでしまったり、商売として、消費者や患者にわざと過大な期待を抱かせるようなことも起きやすいんだ。

この話も、また別の任務として取り組むことにしょう。
みんな
みんな
レッド、了解!

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